14.08.10, 23:51

恒久平和

 昨日、長崎は69回目の原爆の日を迎え、平和祈念式典が営まれたようだ。
 そして、原爆死没者の冥福を祈った後、長崎市長は参列された安倍首相を前に、核兵器のない世界に向けて強いメッセージを発信し、集団的自衛権の行使容認に対し、不安や懸念の声に耳を傾けるよう要請された模様が朝のニュースで流れていた。
 集団的自衛権の行使が憲法違反であることは明らかであり、その拡大解釈には耳を疑うが、国際社会での日本の役割を強く言われると、ひるんでしまう自分がそこにいるのも確かなことだ。
 そんな折、お風呂屋さんで矍鑠とした一人のおじいさんと話をして今更ながら、戦争を美化、風化させてはならないことを考えさせられた。
 そのおじいさんに歳を尋ねると「84歳」と言われた。平均寿命が延びる中でも、高齢と言える年齢の域かもしれない。
 私は「戦争の際にはどちらで活躍されておられていたのですか?」と愚問を発してしまった。
 おじいさんは、「あと少しで召集がかかるところでしたが、まだ年齢が15歳で・・・」と言われた。
 そうか、終戦を迎えて今年69年、16歳を加えると85歳の人で戦争に赴いた人となる。
 風化させてはならないが、どんどん戦後世代の人が殆どの世の中になる。
 長崎の平和記念式典の模様を一部ニュースで見ながら、やはり、後世の人たちに同じ思いをさせてはいけないし、恒久平和を願わずにおられなかった。

by 西岡博史
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14.07.19, 08:04

祭りの功

 17日の祇園祭の前祭の山鉾巡行は滞りなく終わり、昨日は我が山の収蔵作業となった。
 大変、失礼な見識だが、元々の祇園祭の言われは別として、明治以降、栄えた背景には糸へん文化の反映が元にあり、京都の伝統産業そのものが、そこにあったように感じるのが本音である。
 ところが、各鉾や山の誇るべき祇園祭におけるショー財産は決して京都の誇るべき、例えば西陣織のような類のものではなく、ヨーロッパのゴブラン織りであったり、中国の織物であったり、京都とはむしろ関係が無い。
 各々の鉾や山のお町内における繁栄の自慢大会の様相があったのかもしれないが、大変残念なことに、今や京都の糸へん産業の衰退ぶりは著しく、大きな商家や武家屋敷を維持することも難しく、その土地が売却され、マンションやビルに代わり、町家を改築したレストランに変化し、祇園祭の舞台となる山鉾の町に住む人が変わったのが現実である。
 よって、希薄になった人間関係の再構築、コミュニティの再創生にこの祇園祭が果たす役割はとても大きいと毎年、参加させて頂く中で、私は微力ではあるものの感じるところは大きい。
 些細なことではあっても、人は生まれながらにして使命があり、人に喜んで頂きたいと近年、強く感じると同時に私が直接出勤できない時間、その場をしっかりと守ってくれるスタッフがいることに感謝したい。
 ありがとう。

by 西岡博史
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14.07.11, 07:31

何事も支えがあって・・・

 今年も京都は祇園祭の季節となった。
 夜になるとコンチキチンと練習する鐘の音が街には響いている。
 昨日からは、鉾や山を建てるための準備が具体的に始まり、既に通行禁止となった道もある。
 2014年の祇園祭は、これまでの「前祭(さきまつり)」に加え、なんと50年ぶりに「後祭(あとまつり)」が復活。(噂では分散するのと宵山や山鉾巡行が平日でもあり、観光客の減少が懸念されていますが)
 後祭で巡行する大船鉾は150年ぶりの復活であったり、山鉾の中で最大、最重量とされる「月鉾」の飾り屋根(長さ約5メートル、幅約4・5メートル)が約180年ぶりに新調されるなど話題も多い年でもある。
 私の山も前祭で17日には山鉾巡行させて頂く。
 実は、そんな祭りの主役が活躍するために
裏方では色々ご苦労があることも知ってほしい。
 私の入っている消防団では警護の準備をしたりも大変である。祇園祭の最中に火災が起きた想定をしているのである。
 山鉾巡行する通りの電線を一度見上げてほしい。黄色のネットがかけられている。これも夜中の作業で感電や断線防止のために、かけてくださったものだ。
 何事も裏での準備、支えがあって、成立する。

by 西岡博史
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14.07.03, 00:44

超レッスン学

 皆さんも既にご存知かと思いますが、私の新規事業「エイドネット」が本稼働しております。
ここのホームページで「代表の超レッスン学」と称するブログが始まりました。
お時間あれば、是非、お読みください。
https://aidnet.jp/blog/

by 西岡博史
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14.06.28, 04:02

やじ・ヤジ・野次

 都議会のヤジが大きな問題となっている。
 模範となるべき東京都の代表のうち複数人が自分で言ったことぐらいわかるはずなのに、名乗り出ないのだから、まあ、その低いレベル推して測るべしである。
 やじは議会の華とも言われ、議会の盛り上げに一役買っているとさえも言われるが本当だろうか?
 かつて国会の歴史でもこのやじが発端となった数々の事件とも言えるべきことが起きている。
 本当にやじによって議会内容が進められると考えられるのであれば、それは妄想に過ぎないと単純に考える。
 なぜなら、小・中学校の学級会やホームルームでさえも、「人の話は最後まで黙って聞きましょう」と教えられていることからも理解できよう。
 ウイットに富んだやじもある、などと言うがそれも妄想だ。
 子どもたちが議会を見学しても恥ずかしくない答弁とその全体の空気こそ、ふさわしい場会である。
 今や小さな市議会でさえ、インターネットを利用してライブで公開していることもある。
 堂々とその内容公開を常にするべきである。
 ヤジがなければ寝てしまう、などと思っている議員など必要ないのだ。
 この「野次(やじ)」のそもそもの語源をご存知だろうか?
 元の語源は「野次馬」であり、「おやじ馬」から派生したと言われている。「おやじ馬」は年老いた馬をさし、若い馬の尻について遅れて歩くので、人の後ろに意味もなく騒ぎ立てる人々を「野次馬」と呼び、そんな騒ぎを起こす声を「やじ」と呼ぶようになったそうだ。
 「親父」を馬鹿にしてほしくない歳となったが、わけもなく騒ぎ立てる言葉が公的な議会の中で必要などあるはずがない。

by 西岡博史
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14.06.01, 01:18

グローバル

 地球が一つになる変動の趨勢を「グローバル」と呼ぶならば、僭越ながら弊社のエイドネットの一場面は正に「グローバル」にのである。
 オンラインで受講生と家庭教師をつなぐオリジナルのシステムがエイドネットであるが、こんな状況が現実に生まれているのだから、プロデュース冥利に尽きる場面がある。
 皆さんも日本の労働人口が不足する近未来像はご承知だと思う。
 その不足する労働人口をフィリビンやブラジルに依存しつつ、行政も頭を抱えている問題は言語である。
 エイドネット立ち上げ時には予想もしていなかったマッチングが成立して驚き、その社会貢献にとても嬉しかった。
 それは、来日しているフィリビン人も日本における労働ポジションを上げるには、やはり日本語の取得である。ところが、日本語で日本語を教えられてもしんどい状況は容易に想像できるはず。
 そこでエイドネットに白羽の矢が立ち、何と日本に住むフィリビン人がイギリスに住む日本人留学生から英語で日本語検定のテキストを使って指導を受けているのである。
 本当にグローバルである。
 こうして、日本語検定の希望グレードに合格すれば、更に日本でのポジションは上がり、当然、それに付随して所得も上がっていくはずだ。そして、何より、日本語習得すれば、ストレスも軽減される。
 このシステムって、そんな夢みたいなことが毎日起こっているのが現実なのだ。

by 西岡博史
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14.05.16, 21:45

何してるんだよー!

 何度もこのブログで書いてきたことだが、これだけインターネットの網が発達し、都会と地方、国と国のボーダーが無くなってきたと一部では言われ、その恩恵を受け、地方からの情報発信もあるのは事実だが、東京は刺激的な場所であり、ここに情報が集中していると感じるから不思議である。
 昨日もやはり、その空気を感じ、この町に人と情報が集まるのはなぜなんだろう?と次々と待ち時間なく来る電車にその答えの一つを感じていた。
 ところが、何とも心が痛いと感じる光景に出くわしてしまった。
 二人の初老の男女が駅のプラットフォームを歩いている。
 先頭を歩く男性をデイバッグを背負い一本の傘と1m程のプラスティックの物差しを手に持っている。
 突然、私の目前にある飲料の自動販売機の前でポケットに入れた小さな懐中電灯を取り出し、身体を横たえたかと思うとその販売機の底に電灯の光をかざした。
 一瞬、何をしているか、こちらがあっけにとられる。
 初老の男性の顔は確実にそのプラットフォームの冷たいであろうコンクリート地面に接しているのだ。
 そして、すぐに、身体を起こし、5m程離れた次の自動販売機に向かうと、また、同じ動作の繰り返しをした。
 ようやく、鈍感な私もわかった。
 販売機の下に落ちているかもしれない硬貨をさがしているのだ。
 「まじか!」なぜか、腹立たしさを覚えた。何をしているんだよ!
 ところが、その後ろを歩く奥さんとも思える女性は彼の後ろを足を引きずりながら歩いている。足が不自由なことはどなたが見てもわかるほどだ。
 彼は、2台めの自動販売機で何かを見つけたようで、巧みに傘を中に入れて引きこんで茶色のコインを手に入れたようだ。
 何か虚しい。
 都会だけではないかもしれないが、その光と影の部分。
 んー、何か虚しく思えて仕方ない。

by 西岡博史
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